スピードアップに効果があった6つの自転車改造・体感度順

スポーツ自転車に乗り始めて1年未満の初心者ですが、これまでの経験でスピードアップに効果のあったアイテムや改造方法をまとめておこうと思いました。

実は掛けたお金と体感したスピードアップの度合いは比例しません。なのでこれから自転車をいじりたい人は安くて効果的なパーツを優先するといいですよ〜ということをちょっとでも伝えたくて記事を書いております。というわけで目次。

  1. 【体感度A】ビンディングペダルに替える
  2. 【体感度A】ママチャリからクロスバイクに乗り換える
  3. 【体感度B】細いタイヤに交換する
  4. 【体感度B】自転車用のウェアを着る
  5. 【体感度C】クロスバイクからロードバイクに乗り換える
  6. 【体感度S】ママチャリをきちんと整備する

1.【体感度A】ビンディングペダルに替える

▼ざっくり費用 約1万円(ペダル2,500円+シューズ6,000円+クリート1,500円)

ビンディングペダルとは専用のペダルと靴を使って、足を固定するアイテムです。

管理人はもうビンディングペダル信者と言っても過言ではありません。ママチャリにもビンディングペダルを付けていますビンディングペダルにすると自転車を漕ぐのがものすごく楽になるのです。つまりフラットペダル(通常のペダル)と同じ力を使えばスピードはアップします。

特に登り坂が楽になります。アラフォー専業主婦の妻ですらそう言います。足を固定するのは怖いと管理人も使用前は思っていました。立ちゴケしてしまいそうだと。しかし、使い出したら1時間で慣れてしまいます。

最初のビンディングペダルは「SPD」という方式がオススメです。マルチモードクリートを使えばとっさに外れやすいため、立ちゴケの危険性が低いです。また両面にビンディングが付いているペダルを選べるので、いちいち足元を見なくても大丈夫です。あと固定時、解除時の感触と音が気持ちいいです。

さらにSPD用のシューズなら普通に歩行もできます。というのはロードバイク向けのビンディングシューズはあまり歩くことを考慮していません。つくづくストイックな世界です。SPDからロードバイク向けのSpeedplayに変更したときのスピードアップ体感度はBぐらいですね。

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2.【体感度A】ママチャリからクロスバイクに乗り換える

▼ざっくり費用 約5万円(GIOS MISTRALかGAINT Escape R3を買う)

昨年安いクロスバイクを手に入れたのが運の尽き。正直ここまではまるとは思っていませんでした。しかしはまった。そのくらいの衝撃がありました。クロスバイクへの乗り換えは。ママチャリと比べて簡単にスピードが出るんですよね。車重が軽いのとギアが沢山あるので効率良くスピードアップできるのが理由かなと思います。

あとで出てきますが、体感的なスピードアップの度合いはクロスバイクロードバイクのときよりママチャリ→クロスバイクが上です。クロスバイクを買うより最初からロードバイクにすれば良いと言う話はよく出てきますが、まず安くスポーツバイクというヤツを体験するのにクロスバイクはとても良いアイテムだと思います。

しかし自分でブログを読み返してみるとMISTRALで走りがどうなったみたいな話を書いてないですね……。さっさとロード買っちゃったからな。

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3.【体感度B】細いタイヤに交換する

▼ざっくり費用 約5,000円(適当なタイヤ×2本)

これは結構正統派な改造という気がしますね。クロスバイクであるGIOS MISTRALには28cというサイズのタイヤが付いてきます。これでもママチャリからするとかなり細いタイヤです。しかしロードバイクで一般的な23cというサイズのタイヤにすると、走りが軽くなることを体感できます。

同じサイズのタイヤで銘柄だけ変わっても体感できるかイマイチ自信がありませんが、サイズが変わると分かると思います。それだけ足回りの変更は効果が高いということでしょう。タイヤは自転車パーツの中でも比較的低価格なので、ここから手を付けるのもいいんじゃないでしょうか。

タイヤを交換を経験することでパンク修理の練習にもなりますからね。

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4.【体感度B】自転車用のウェアを着る

▼ざっくり費用 約1.1万円(ヘルメット6,000円+ジャージ2,500円+レーパン2,500円)

自転車用のウェアって自転車に乗らない人からは異様に映ります。管理人もそう思っていました。穴だらけのヘルメットや、全身タイツのようなウェア。あと無駄に派手な柄とか。しかしですね。これ着てみるとよく考えられてるんですよ。

何が考えられているって言うと汗の抜けと空気抵抗です。ウェアは速乾性の素材が使われているので、汗を素早く蒸発させます。自転車に乗ると真冬でもない限り汗だくなので、速乾性は重要です。冬用のウェアだと体の前面はウインドブレークして、背面からは汗が蒸発するようになっていたりします。防寒と汗の抜けを両立しているわけですね。

で、何がスピードアップに効果があるのかというと空気抵抗面ですよ。自転車用ではない服だと空気抵抗がありすぎるのです。これは体感できます。30km/hとか出すと服がばたつく音が聞こえてきますから。実際に体が重く感じるんです。これが自転車用のピッタリした服だとすごく楽ちんに。

見た目が異様でも一度専用ウェアを着て自転車で走るともう後戻りできないのです。

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5.【体感度C】クロスバイクからロードバイクに乗り換える

▼ざっくり費用 約10〜20万円(適当なロードバイクを買う)

ここに来てやっと出てきました。ロードバイク。スピードアップ体感度は上記の改造より落ちます。クロスバイクからロードバイクに乗り換えたらどんなに速くなるだろう? と購入前は妄想していたのですが、劇的に速くなることはありません。結局乗り手次第ということが嫌でも分かってしまいます。

しかし確実に速くなるのは間違いありません。車重も軽いし、なんと言ってもドロップハンドルが優れ物です。向かい風のときなんか如実に分かります。空気抵抗を小さくすることがいかに大事かということが。また妻のクロスバイクと一緒に走ったとき感じるのが、「漕ぐことを止めてもなかなか減速しない」点です。それだけ効率良く進むようにできてるんでしょうね。

ロードバイクに乗り始めたからにはクロスバイクに戻ることはなさそうです。スポーツ走行では、ですが。街乗りなどではクロスバイクにもメリットがあるので、存在そのものが不要になることはありませんよ。

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6.【体感度S】ママチャリをきちんと整備する

▼ざっくり費用 約4,000円(シートポスト1,500円+サドル2,500円)

ここで真打ち登場! 実はスピードアップを体感するだけならクロスもロードも要りません。ママチャリのままでOKです!

きちんと整備するというのは

  • サドルの高さを適正に
  • タイヤに適正な空気を入れる
  • チェーンを掃除してオイルを注す

これだけです。これだけで全然スピードが変わります。面倒だったらサドルだけで良いです。ただ、ママチャリのサドルというかシートポストは適正な高さにするのに短すぎる場合があります。その場合は交換する必要がありますけどね。詳しくは関連記事のシリーズを読んでください。

街中のちょっとした坂で立ち漕ぎしている人をよく見ますが、その立ち漕ぎしている姿勢のお尻の高さにサドルがあったとしたら? 常に立ち漕ぎパワーで漕げる訳です。しかも座った状態なので立ち漕ぎほど疲れません。異常に低いサドルでがに股になりながら自転車を漕ぐのは見苦しいし良いことありません。

まさかこんな簡単なことが一番スピードアップ体感度が高かったとは。青い鳥はすぐそばにいるというヤツですよ。

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最後に

まだ未実行で、でも効果が体感できるであろう改造が残っています。「ホイール交換」です。これはとてもお金がかかるのでいつ実行できるか分かりません。でも買っちゃうんだろうな〜。

▼ざっくり費用 5万円〜72万円

【2012/6/22追記】大方の予想通り買ってしまいました

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