10kg痩せた! ダイエットにロードバイクをオススメする3つの理由と2つの誤解

ハッキリ言ってロードバイクは痩せます。いろいろなダイエット方法が現れては消えしておりますがロードバイクに乗り始めた今、他のダイエットの存在意義が分からなくなるレベルです。そのくらいてきめんに痩せます。管理人は最デブ期より10kg以上痩せました。グラフはクロスバイクを購入してから現在までの体重です。


クロスバイクを買う前には80kgを肥えて超えていた時期もありました。安いエアロバイクで70kg台後半までは痩せたので、それも自転車のおかげと言えます。ただ、ロードバイクを買ってからの落ち方が異常です。これでもこの頃停滞気味なのです。

管理人は元々ガリガリタイプでした。学生時代は身長175cmで55kg程度。しかし30歳を前にしてガンガン太り始め80kgに。イビキがひどいと言われて病院に行くと睡眠時無呼吸症候群と診断される始末。もちろん健康診断では再検査・要受診を連発。これはいかんと。

当初は食事で何とかしようと思いました。弁当箱を小さくしたり、ジュース類を控えたり。ところが思うように効果が出ない。やはり運動だということになりエアロバイクを購入。割とマメに乗っていたのですが、とにかく退屈。今でもローラー台は退屈過ぎて30分以上乗ることはまれです。ただ、さすがに運動すると少しは痩せました。

クロスバイクを買ったのはダイエットがメインの目的ではありませんでした。面白そうだというのが一番の動機。これがはまりました。さて、何が良かったのか。

1.モチベーションを保ちやすい!

世の中のダイエットはほぼ苦行です。我慢を強いられる。食べたいのを我慢。つらい運動を我慢などなど。ダイエット失敗の原因ってほとんどがモチベーションが維持できないことじゃないですかね。しかも我慢の反動でドカ食いしてリバウンドとかよくある話。

しかしロードバイクは違います。モチベーションを維持するのに努力する必要はありません。なぜなら楽しいので自ら「自転車に乗りたい!」という気持ちになるからです。「頼むからダイエットやらせてください!」となる手段って他にありますかね?

あと後ろ向きながら少なくとも15万円はするロードバイクを買ってしまっているんだから、乗らないのは勿体ないってのもあります。

このモチベーションを保つのに努力を必要としない時点でほぼダイエットの成功が約束されているような物です。

2.体の負担が少ない

最近空前のジョギングブームですが、走るのって結構つらいと思います。管理人が挑戦したときは文字通り三日坊主で終わり、自分でもビックリしました。文字通り過ぎて。また体重が重い状態で始めると膝に負担がかかったりと、きちんと考えて負荷を掛けていかないと体を壊してしまいかねない。もちろんちゃんとやれば自転車より短時間で負荷を掛けられるので効率は良いと思います。

その点自転車は体重が重い人にも優しいです。体の一部に強い衝撃がかかることが無いので長時間脂肪を燃焼させ続けられます。管理人は典型的な運動音痴ですが、100km走っても次の日まで疲労が持ち越されることはありません。ただ自転車が体に合っていないと痛める可能性はあるので注意は必要です。

3.効率良く脂肪を燃焼させられる

自転車に乗っていて注意が必要だとされているのが「ハンガーノック」です。エネルギー切れで低血糖状態に陥ることですね。補給食(羊羹とか)を食べてそうならないようにする必要があります。でもハンガーノックなんて自転車に乗る前は知りませんでした。日常生活や多少のスポーツでそんなことになることは無いからです。これって自転車が効率良くエネルギーを消費させるからだと思うんですよ。ダイエットしているのにカロリーを取らないとダメだなんて……すごいよ自転車。


あと自転車の効果について誤解されていることがあります。

誤解1.自転車に乗ると太ももが太くなる

これは競輪選手のイメージだと思います。確かに競輪選手はめちゃくちゃたくましい太ももです。しかしロードレースの選手は痩せてます。例えば今年のジャパンカップの表彰台の写真。我らがバッソさんが優勝した訳ですが、3位までの3人とも痩せてるでしょ。

ざっくり例えると競輪は陸上の短距離種目でロードレースはマラソンです。競輪は瞬発力が必要なので筋肉が必要。ロードレースは持久力が必要なので大きな筋肉は付きません。体重が重くなると不利ですからね。ロードレーサーでもスプリンターと呼ばれる時速70km以上でゴールに突っ込むタイプの選手はムキムキです。

というわけで自転車で太ももが太くなると思ってる人には太くなるまでトレーニングする方が難しいですよと言いたいのです。

誤解2.自転車はお金がかかる

えーっと。そうですね……かかってますね。と、管理人は何も言えないのですがダイエット目的ならば、最初にまともな自転車を買っておけばそれほど追加投資は要らないと思います。5万円のクロスバイクでいいでしょう。ヘルメットや空気入れでもうちょっとかかりますね。あと是非ともオススメしたいのがビンディングペダルです。レースとか出ないし……と思っていてもペダルだけはビンディングに。フラットペダルより使う筋肉が増えるのでダイエットにも効果的なはず。

ただ本気でダイエットするなら背水の陣的にロードバイクを買うのが良いかと思います。前傾がきつい乗車姿勢は体幹が鍛えられるので。

まあイニシャルコストはそれなりにかかりますが、ランニングコストがほとんど要らないのが魅力。ジムのように毎月会費を取られたりはしませんから。


と言うわけで今や世の中のダイエット記事は全て(自転車に乗らずに痩せるには)という枕詞が付いているように思えるようになりました。もちろん怪我やらで乗れない人は仕方ないのですが、自転車に乗れるのに他のダイエット法を試す意味がよく分からなくなるぐらい強力ですよ、自転車ダイエット。

以上、健康診断の結果は正常値に戻ったものの、ヒルクライムのスピードアップのためにももうちょっと痩せたい管理人でした。