トランシーバーを使ってサイクリングしてみました

【ご注意ください】両耳にイヤホンを付けて自転車に乗るのは当然NGですが、片耳イヤホンの場合は地方の条例によって扱いが異なるようです。管理人の活動範囲である大阪府では問題なさそうなのですが、他の都道府県でもOKとは限りませんのでお気を付けください。

たまに夫婦でサイクリングをするのですが、その時困るのが会話です。一列で走っていると会話が出来ません。横並びで走る「並進」は法律的にもマナー的にもNG。「車来た」などの注意は一瞬声を張れば良いですが、雑談をずっと声張りっぱなしでするのは無理がある。そこで「機械」さんの記事を参考に一時期iPhoneと片耳イヤホンマイクを使ってLINEの無料通話をつなぎっぱなしでサイクリングしていました。

これがとても楽しいんですよ。走りながら会話できると。でもLINEも通信が途切れたり、スマホのバッテリーが消耗したりといろいろ不満がありました。

そこで上記の記事でも言及されているトランシーバーに手を出してしまいます。Amazonで安い2台セットのトランシーバー「ET-20X」が売っていたので買いました。トランシーバーならスマホのバッテリーを消費することはありませんし、電池が長持ち。カタログスペックなら60時間も持ちます。

通常トランシーバーは話す時にボタンを押す必要があります。自転車走行中にボタンを押すのは危ない。でもこの「ET-20X」はVOXという機能がありハンズフリーで通話できます。自転車にピッタリ。そのためのイヤホンマイクも最初からセットになっているので、面倒がありません。

ただし良いことばかりでもありません。トランシーバーは「半二重」通信です。つまり片方が話している間はもう片方は聞くだけ。同時に話が出来ません。相づちを打っても相手には聞こえないわけ。携帯電話などで「全二重」の通話に慣れているとかなり違和感があります。また、VOX機能はマイクに音が入ったことを感知して通話モードに入ります。なので普通に話すと会話の冒頭が切れます。

「車来てるから気をつけや〜」と言っても「るから気をつけや〜」の部分しか相手には聞こえない、と言うイメージです。なので会話の冒頭に「もしもし〜」とか「あーあーあー」と言ってから話し始めるのですが、すれ違う人にどう思われてるか気にしてしまい、やや羞恥心に負担が掛かります。

また周りの騒音で通話モードに入ってしまうことがあります。どのくらいの音量で通話モードに入るかは3段階で設定できるのですが、一番渋くしてもトラックやオートバイが横を通り過ぎるとダメですね。

とまあ不満点も挙げましたが、そういう弱点を知った上で使えば何とか会話することも出来ました。やっぱり走りながら話せるのは楽しいので、おもちゃとしてはなかなか良い買い物でした。