これぞ、人馬一体 -クリップレス(ビンディング)ペダル導入-

PD-A520 SPDペダル 購入価格£21.87
・マルチモードクリート SM-SH56 購入価格£13.11

クロスバイクではハーフトゥークリップで満足していましたが、さすがにロードバイクならクリップレスペダルじゃないとカッコがつかない! 実際は格好だけでは無く実用面でもかなり効果的なアイテム。それがクリップレスペダルです。

何かというとスキーのようにペダルと靴を固定する仕組みです。転けても雪の上であるスキー・スノボと違い、公道で足を固定するなんて危ない! と思っていました。家族からも止められていました。でもモウガマンデキナイ!!!!

クリップレスペダルの留め具(クリート)にはいくつか種類があります。今回選んだのはマウンテンバイク(MTB)用のSPDという規格。何故ロードバイクに付けるのにMTB用かというと、靴の形の問題です。

SPD以外のクリートはたいてい地面を歩くようにできていません。クリートがむき出しのためです。その点、SPDは靴底のへこんだ部分にクリートが入るため、普通に歩けます。まあクリートが付いていない普通の靴には負けますが。

また、Twitterで教えていただいたのですがSPDクリートには2種類あり、マルチリリースタイプなら外れやすいらしい。ペダルに付属しているクリートはシングルリリースといい、かかとを外側にひねると外れます。マルチリリースは外側だけで無く、斜め上や内側にひねっても外れます。慌てたときも何とか足を引っこ抜こうと動かせば外れる可能性が高いわけです。

デメリットとしては普通に漕いでいるときにも力が入ると外れやすい、とのこと。最初はとにかく立ちゴケを避けたかったので、マルチリリースタイプのクリートをペダルと一緒に注文しました。そんなに高くないので。

従来のペダルを外してPD-A520を装着。しかしこのペダルやけにグリスまみれで届きました。ぬるぬるしています。で、クリートの拘束力を最弱に調整し、まずは室内で付け外しの練習。うむ。なかなかガッチリはまります。これは結構怖いかも……。何とか外すときに必要な力を把握して、いつものサイクリングロードに行きます。いきなり車がいるところは危ないですからね。

室内で練習したときは小さな的(ペダルの金具)に入れるのに苦労するかな〜と思ったのですが、実際走りながらやってみると「何となくペダルの上に足を置いて踏み込む」だけでパキッとはまります。これは結構気持ちいい。PD-A520は金具が片面にしか無いので面倒とされていますが、ハーフトゥークリップで慣れていたので問題なしでした。サイクリングロードに到着。40kmほど走ってみました。

走ってみて思ったのは足とペダルが固定されていると「楽」なこと。フラットペダル(通常のペダル)だと「ペダルの上に足を載せておく」と言うこと自体に力と神経を使っていたことに気づきました。それをクリートが勝手にやってくれるので、楽ちん。余ったパワーを漕ぐことに振れば今までより速く、もしくは長く走れる訳ですね。これは良い。

マルチリリースタイプの欠点とされていた外れやすさですが、今のところ感じませんでした。これが不意に外れるってどんなパワーで漕いでるんだ……という感じ。ただ急坂をもがきながら登るときや、クリートとペダルがへたってきたときにどうなるかはまだ分かりません。

使ってみて「これが自転車の本来の形だ」とまで思ってしまいました。一瞬ママチャリにも付けたくなりましたが、靴も揃えないといけないので、すぐ諦めました……。→【追記】その後ママチャリにもビンディングペダルを付けました。ビンディング最高!

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