さらばBB30。クランクを交換することにしました
BB30。自転車のボトムブラケット(BB:クランクの付け根)の規格です。ウチのCAAD10もこの規格を採用しております。
これの評判があまり良くない。異音が鳴りやすいのです。自分で使った経験から異音の原因は砂利だと思います。BB30は防塵性がほぼ無いため、内部に砂利が入ってしまうのです。それが異音を発します。さらに、砂利が回転部分を傷つけることでさらに異音が鳴り止まなくなる。
実際先日BBを開けて掃除してみるとベアリングの内側とクランクのシャフトに傷が……。汚れなら取れますが、これはどうしようもない。
マメに掃除をしていれば防ぐことはできると思います。プロのようにレースごとに分解掃除するなら問題なく使えるでしょう。ただ素人が常に気を遣いながら乗るってのは精神衛生上よろしくないなと。
ちなみに異音が鳴るものの自転車の性能はほぼ変わっていないと思います。さすがに異音を放置するのはオススメできませんが、異音のせいでヒルクライムのタイムが落ちるかというと全くそんなことはなく、自分の脚力の問題です(笑)
今回クランクはシマノの105に変更することにしました。ウチのCAAD10はクランク以外全部105なので、統一するということで。シマノクランクに変更する場合、いくつか選択肢があります。
1.BB30にシマノのクランクが付けられるコンバーターを使う(ベアリングはBB30規格を利用)
2.BB30にシマノのクランクが付けられるコンバーターを使う(ベアリングはコンバーターに内蔵)
3.アダプターを接着剤で固定し、BBそのものをシマノが対応するJIS形式にする
「1」については異音問題が解決できない可能性大なので却下。「2」はスギノ「BB30-IDS24 CONVERTER」がなかなか良さそう。「3」については元に戻せなくなるものの、BB30に起因する問題とは無縁になれそう。
2と3でかかる金額はほぼ同じ。さてどうしよう。
と、ここで回想シーン。20年以上前。当時自宅にあったパソコン、NEC PC-9801RX2はIntelの80286(クロック12MHz)というCPUを積んでいました。さすがにパワー不足を感じていた時期に「CPUアクセラレーター」なる製品が登場しました。サイリックスというIntel互換メーカーのCPUが変換基板の上に載っており、80286と差し替えて使うのです。なけなしのお小遣いをはたいて買い、載せ替えてみましたが……まあ速くなったかな? という感想でした。結局はパソコン本体ごと買い替えてやっとスピードアップを実感した次第。
自分でも何が言いたいのか分かりませんが、変換アダプタを使った結果また問題が出たら後悔してしまうと。やるなら徹底的にやった方が良いんだと思った訳です。スギノのアダプタが悪いという意味ではないですよ。評判は良いみたいですし。
とにかく今回は「3」を選択。しかも自力でやればブログのネタになるのにショップにお願いするという体たらく! でもショップに頼むのも「徹底的にやる」要素のひとつなのです。とにかくBBに気を遣いながら自転車に乗る生活からサヨナラしたいんです。
本日自転車を預けて、受け取りは1週間後。天気が良ければさらに翌週淡路島一周の予定です。新しいクランクの威力や如何に。またご報告します。