カロリーオフ? むしろカロリーを取りたい 〜スポーツようかん〜
自転車乗り(サイクリスト)が恐れている物。それがハンガーノック。「オラ腹減って力が出ねぇぞ」という状態です。自転車に乗っていると想像以上のスピードでカロリーが消費されるらしく、お腹が空いたとハッキリ認識する前に身体が動かなくなる場合があります。
それがハンガーノック状態。小刻みにカロリーを取りながら走らないと、陥ってしまいます。管理人も話には聞いていましたが、そんな極端な症状にまではならないだろうと調子に乗っていました。
その日は峠を越えて大阪から奈良へ、奈良から河川敷を通って帰宅という約100km程度のライドを計画。100km超えは既に当たり前になっており、完全に慢心していました。
峠を越えたあと、調子に乗って軽い登り坂を全力で走ったりして、さあ帰るかと河川敷に入ったぐらいから身体が重い。一生懸命漕いでも全然スピードが出なくなりました。この時点でも大した自覚症状はありません。向かい風かな? と思う程度。
大阪府に入ったあたりからいよいよ身体が動かなくなり、ベンチに座り込んでしまいました。で、やっと気づいたのです。これハンガーノックか!
河川敷には店がないので車道に出て自販機で甘いジュースをがぶ飲みします。しかしすぐには回復しません。時速20kmがやっとという状態でフラフラになりながら帰宅しました。
そんな経験から常備するようになったのが井村屋のスポーツようかんです。1円あたりのカロリー、1gあたりのカロリーでパフォーマンスが良い食べ物を求めるとたどり着くのが羊羹。口がパサつかず、甘さだけで無く塩分も含まれているので、まさに自転車にうってつけ。
ツール・ド・フランスに出るようなプロも食べれば良いのにと思っています。ヨーロッパのプロはよくパッサパサっぽいものを食べているので。
スポーツようかんはAmazonで12個セットが1,200円弱で買えるので重宝しています。甘さ控えめです。欲を言えば、包み紙が捨てやすくなってくれると嬉しい。今だと開封するときに切れ端が出てしまうので、面倒です。ギリギリ切れない程度に開けていますが、それも面倒なので。
と言うわけでスポーツようかんでハンガーノックに備えましょう!
山越え含むロングライド・スプリングスひよしに行ってきた
ここ最近更新が滞ってました。でも自転車に飽きるどころか益々ハマっております。遂に会社でも自転車部を発足してしまいました。BB30からシマノ純正に変えたクランクもすこぶる順調です。
それでも基本的にはソロで走りに行く事が多い管理人。先週は京都府南丹市の日吉ダムまで行ってきました。往復120km、獲得標高1,000mほど。これまでの100km超えは平坦なコースが多かったので、山を織り交ぜてみました。
と言うのもいずれは日本海側、舞鶴市まで行ってみたいんですよね。諸事情により戦艦に興味が湧いているので(笑) そのトレーニングも兼ねております。
GARMIN Edge500の簡易ナビが役立ちました。地図も無く単にルートが表示されるだけですが、曲がり角が分かるだけでも迷わないんですよね。
キツい峠はないものの、細かいアップダウンが続きます。がんばらないペースで淡々とこなしていきます。山奥に向かって進んでいるつもりでも、結構車が通るのでそっちの方に気を遣います。
路肩に小石が落ちてるな〜と思った次の瞬間「パキュルン!」と音がしました。パンクです。
CAAD10でパンクをしたのは2回目です。初回はブレーキの設定ミスだったため完全に自業自得。今回は……小石を避ければ助かったかも。でも結局は運だよなぁ。
チューブの穴をチェックしてみるとかなりの大穴。タイヤを見ると結構ざっくり側面が切れていました。サイドカットというヤツです。とがった物で穴が空くパンクよりかなりやっかい。
サイドの穴を塞がないかぎり、そこからチューブが飛び出してすぐパンクしてしまいます。事前にネットで仕入れた知識でガムテープの切れ端を持っていたので、それをタイヤの内部から当てて穴を塞ぎました。持ってて良かったガムテープ。
これ最悪の場合「お札」で塞ぐ手もあるそうです。当日は千円札1枚しか持っていなかったので、危ないところでした。
タイヤはミシュランのPRO4SCです。乗り心地重視でPRO3から続けて使っていますが、レースグレードなので耐久性は下位モデルよりも劣るのかも。一度室内でサイドが裂けてしまったこともありました……。
何とかタイヤを応急処置して目的地の日吉ダムを目指します。何とか無事到着しました。ここは以前美山サイクリングツアーに参加したとき、帰り道で寄った場所。なので2度目の来訪です。その時はバスで来たので、自走で見知った場所にたどり着いたときは達成感がありました。
日吉ダムにある道の駅「スプリングスひよし」はバイクラックもあり、サイクリストにも優しい。実際、他にも自転車乗りが来ていました。
鹿肉コロッケと肉まんを食べて昼ご飯とします。帰りは亀岡市方面に行こうと思ったのですが、タイヤが心配なので来た道を引き返しました。
無事自宅までタイヤは持ちましたが、高いタイヤとラテックスチューブを消耗するのに懲りてしまいました。帰宅してすぐにニュータイヤを注文。VittoriaのRubino Proです。色はもちろん黄緑。届いたらミシュランProシリーズと比較してみます。
Lizard Skins(リザードスキンズ) 〜バーテープを新しくしました〜
なにやら全然ブログを更新して無くてすいません。自転車に乗らなくなったわけではないんですよ。去年と同じペースで乗ってはいます。
いろいろネタは貯まっているのですが、特にBB30とか。ひとまず本日の出来事でも。
汚くなってきたバーテープを交換しました。ブツはLizard Skins(リザードスキンズ) DSP 2.5 バーテープ グリーンです。リザードスキン=トカゲの皮ですね。すごい名前。
バーテープにもいろいろありますが、管理人の場合はカラーバリエーションに黄緑がないと買えないので、選択肢が狭まります。
自転車屋の店頭でずっと気にはなっていました。パッケージにさわり心地を試すための切れ端がくっついてるんですよ。それが削られるほど触られているのに売れていない(ウエムラパーツ梅田店)。これ大丈夫かと。
パッケージ
でもGooCycleに掲載されたレビューを読んで購入を決意。振動吸収性が良いというのが決め手になりました。
CAAD10は振動吸収性が良いと言ってもアルミ製。やはり舗装が悪い道はツライです。少しの区間なら大丈夫でもロングライドとなると疲労が蓄積されます。それがバーテープで解決するならいいんじゃないかと。
今のバーテープも随分汚れましたしね。黄緑は汚れやすい。
汚くてすいません
バーテープを変えるのは2回目(前回記事)ですが、今回も少しつまずきました。巻きはじめに多めに余らせてエンドキャップを入れようとすると入らない。滑りにくいリザードスキンの本領発揮ですよ。無理に叩き込むと斜めに入って抜けなくなりました……。ペンチで無理矢理引っこ抜けましたがキャノンデール謹製エンドキャップがお釈迦に。
というわけで巻くときに注意は必要ですが、吸い付くようなさわり心地はくせになりそう。実走したらまたレビューします。
完成図
パッケージの内容。端っこを止めるテープもちゃんとリザードスキン
さらばBB30。クランクを交換することにしました
BB30。自転車のボトムブラケット(BB:クランクの付け根)の規格です。ウチのCAAD10もこの規格を採用しております。
これの評判があまり良くない。異音が鳴りやすいのです。自分で使った経験から異音の原因は砂利だと思います。BB30は防塵性がほぼ無いため、内部に砂利が入ってしまうのです。それが異音を発します。さらに、砂利が回転部分を傷つけることでさらに異音が鳴り止まなくなる。
実際先日BBを開けて掃除してみるとベアリングの内側とクランクのシャフトに傷が……。汚れなら取れますが、これはどうしようもない。
マメに掃除をしていれば防ぐことはできると思います。プロのようにレースごとに分解掃除するなら問題なく使えるでしょう。ただ素人が常に気を遣いながら乗るってのは精神衛生上よろしくないなと。
ちなみに異音が鳴るものの自転車の性能はほぼ変わっていないと思います。さすがに異音を放置するのはオススメできませんが、異音のせいでヒルクライムのタイムが落ちるかというと全くそんなことはなく、自分の脚力の問題です(笑)
今回クランクはシマノの105に変更することにしました。ウチのCAAD10はクランク以外全部105なので、統一するということで。シマノクランクに変更する場合、いくつか選択肢があります。
1.BB30にシマノのクランクが付けられるコンバーターを使う(ベアリングはBB30規格を利用)
2.BB30にシマノのクランクが付けられるコンバーターを使う(ベアリングはコンバーターに内蔵)
3.アダプターを接着剤で固定し、BBそのものをシマノが対応するJIS形式にする
「1」については異音問題が解決できない可能性大なので却下。「2」はスギノ「BB30-IDS24 CONVERTER」がなかなか良さそう。「3」については元に戻せなくなるものの、BB30に起因する問題とは無縁になれそう。
2と3でかかる金額はほぼ同じ。さてどうしよう。
と、ここで回想シーン。20年以上前。当時自宅にあったパソコン、NEC PC-9801RX2はIntelの80286(クロック12MHz)というCPUを積んでいました。さすがにパワー不足を感じていた時期に「CPUアクセラレーター」なる製品が登場しました。サイリックスというIntel互換メーカーのCPUが変換基板の上に載っており、80286と差し替えて使うのです。なけなしのお小遣いをはたいて買い、載せ替えてみましたが……まあ速くなったかな? という感想でした。結局はパソコン本体ごと買い替えてやっとスピードアップを実感した次第。
自分でも何が言いたいのか分かりませんが、変換アダプタを使った結果また問題が出たら後悔してしまうと。やるなら徹底的にやった方が良いんだと思った訳です。スギノのアダプタが悪いという意味ではないですよ。評判は良いみたいですし。
とにかく今回は「3」を選択。しかも自力でやればブログのネタになるのにショップにお願いするという体たらく! でもショップに頼むのも「徹底的にやる」要素のひとつなのです。とにかくBBに気を遣いながら自転車に乗る生活からサヨナラしたいんです。
本日自転車を預けて、受け取りは1週間後。天気が良ければさらに翌週淡路島一周の予定です。新しいクランクの威力や如何に。またご報告します。
自転車にワックスを掛けましょう
世の中ゴールデンウィークですね。管理人もぼちぼちサイクリングしていますがせっかくの休み、普段できないことをしようというのが今日のテーマ。
というわけで、ママチャリ化してから普段の足として活躍しているMISTRALの洗車をすることにしました。屋根付きの駐輪場に入れているとはいえ、屋外保管。雨の日は乗りませんが地面が濡れていても乗ります。おかげでドロドロになってしまっています。
洗車するタイミングを逸しつつそのまま乗っていましたが、ちょうど会社の同僚から「良いワックスがあるから自転車に使ってみたら?」と教えてもらったのを機に洗車することに。
そのワックスはSG-MAXという自動車用のもの。洗車直後に吹きかけて拭き取るだけで鏡面仕上げになるというスグレモノです。
深夜の通販で紹介されてそうな商品ですね。本来自動車用の物で自転車はどうかな〜と思いつつ洗車開始。
自転車は水をぶっかけられないので(分解掃除できるなら別ですが)、まずはお掃除クロスで汚れを落とします。汚れは良いけど、結構傷も付いてるな〜。やっぱり大事な自転車は室内保管に限りますね。
で、キレイになったら今度は霧吹きで水道水を吹きかけます。フレームが濡れたら即座にSG-MAXを吹きかけます。後はペーパータオルで拭くだけ。正直やる前はこれだけで大丈夫かと思っていたのですが、結果はご覧の通り。
おー。ホントに鏡面加工になってる! 撥水効果もあるので汚れも付きにくくなるでしょう。なんか自転車にはもったいないレベル。
美しくなったMISTRALさんの勇姿。自動車を持っている人は自動車用に買って、ついでに自転車もワックス掛けしちゃうのがいいんじゃないでしょうか。
SG-MAX公式ページはこちら。使い方動画は↓(もちろん自動車ですが)
ようやく琵琶湖一周(北湖)やってきました。 後編
順調に進んでいたビワイチ。しかし100kmを超えたところで最大のピンチが発生。
桜並木を過ぎて三叉路で地図を確認。南に針路をとり、残り1/3だと思ってこぎ出すと膝に痛みが! 恐れていたことが発生しました。疲労はともかく故障はマズイ。しかしこぐのがイヤになるレベルで痛い。いろいろな姿勢を試してみたところ、痛くないポジションを発見。
足の親指側を浮かせるようにすると、こいでも痛くない。結局それで完走できました。帰ってきてから探してみたのですが、まさにこのページにあるアニメーションGIFが今回の症状そのもの。ということで早速このインソールを注文しました。届いたらまたレビューします。
ラスト1/3の区間である琵琶湖の西岸はあまり自転車に優しくない道が続きます。車通りの激しい国道だったり。サイクリングロードにはなっているものの写真のように殺風景だったり。これでよく『琵琶湖』サイクリングロードを名乗るなぁという感じ。
しかもラスト20kmほどの地点で雨が降ってきました……幸い本降りになる前に戻って来れました。あとチェーンオイルも切れ気味に。出発前に塗り直しておけば良かったですね。念のためオイルは持っていたのですが、出先で塗るのは面倒でそのまま走りきってしまいました。
最後はスタート地点の琵琶湖大橋まで戻ってゴールです。道を間違ったのも含めて155kmほどのサイクリングでした。全行程でほぼ8時間。
大観覧車も出迎えてくれます。
ん? よく見ると稼働していないしサビサビで怖い……。
というわけで関西サイクリストの義務(?)であるビワイチを無事こなすことができました。北湖だけですが……。次の目標は淡路島一周、アワイチです。これも最初は短縮バージョンの予定(奥さんと同行するため)。今回車載してからのサイクリングを無事こなせたのでドンドン活用していきたい気持ちです。