MISTRALのスプロケを交換しました(準備編)

GIOS MISTRALの後部ギア(スプロケット)を交換しました。

以前にもやろうと思った改造なのですが、CAAD10を買ったので見送っていました。しかし、現在MISTRALに乗っている妻も自分と同じ不満が出てきたので実行に移したわけです。その不満というのは「ギアの間隔が広すぎること」。

前(フロント)のギアを3速、後ろ(リア)のギアを5速にすると平地では割といい感じなのですが、ちょっとスピードが乗ってきてリアを6速にした途端、急に重くなるのです。

自転車の世界では「○速」ではなく、ギアの歯の数(○T)で表現するのが一般的。それで言うとMISTRALはリアの5速が18T、6速は15Tになります。3T分の差があるわけですね。急に重く感じるのはそのせいです。

MISTRALなどクロスバイクはマウンテンバイク(MTB)の部品を使っています。MTBは起伏に富んだ地形を走るため、軽いギアと重いギアの差が広いのです。つまり、1段ごとの間隔も広くなります。こういうギアを「ワイドレシオ」と呼びます。レシオは「比率」です。

ロードバイクの場合、舗装路を走るのでMTBより狭い範囲のギア比で事足ります。その代わり1段の間隔を細かくして、スピードに合ったギアを小刻みに選べるようになっています。こういうギアを「クロスレシオ」といいます。クロスは「cross」ではなく「close」です。近づける、詰めるというニュアンスですね。

説明が長くなりましたが、スポーツ自転車のスプロケットは簡単に交換できるようになっています。なのでMISTRALもよりクロスレシオなスプロケットにすれば、ギアチェンジした途端重くなりすぎることもなくなるはず。と言うわけで改造を実行しました。

まずスプロケット選びです。既存のギアで「18Tは軽い、15Tは重い」ので、その間を埋めるような物を探します。またMISTRALはリア8速なので同じ8速用にします。9速や10速に変更も可能ですが、その場合変速機やシフトレバーまで交換する必要があり、大事になります。

これらの条件に当てはまるのがシマノ CS-HG50-8の13-23Tでした。「13-14-15-16-17-19-21-23T」という組み合わせ。18Tはなくなりますが、16,17Tがあるので美味しいところが使えそうです。

一番軽いギアが23TとMISTRAL標準の32Tからするとかなり重くなります。これはフロントの変速で対応することに。フロントの1速は24Tとロードバイクよりかなり軽いギアがあるので、なんとかなるでしょう。ちなみにフロントは歯が少ないほど軽く、リアは歯が多いほど軽いギアになります。

と言うわけで交換作業に入るのですが、長くなったので続きます。