細いタイヤを履いてこそスポーツ自転車 -タイヤ-

MISTRALのタイヤは700Cというロードバイクで使われているサイズです。これは直径を表していて、ママチャリ風に言うと28インチぐらいの大きさ。タイヤのサイズには「幅」もあり、標準だと28cというサイズです。要は幅28mmです。これはクロスバイクだと標準的な太さで、ロードバイクと比べるとちょっと太いということになります。

ネットで調べているとタイヤやホイールと言った車輪の部分を変えるとスピードに大きく影響するとのこと。ロードバイクで標準的な太さ23cのタイヤにするともう戻れないとか。というわけでタイヤを入れ替えることにしました。

タイヤ選びはちょっと悩みました。1本あたり2,000円以下の製品は雨の日に滑りやすいとかそれなりに弱点がありそう。このネタレビューには笑った。1本4,000〜5,000円するようなタイヤはレース用途のものが多く、もちろん街乗りでも問題は無いようですが耐久性の面では安い物より低いという可能性もありそう。

というわけで間を取りました。1本2,500円程度で買えるビットリアトパジオプロという銘柄に決定。まあこれ、カテゴリ的にはさっきのネタレビューのザフィーロと同じなんですがね。

このビットリアはイタリアのメーカーですが、トパジオプロはなぜか日本限定の製品です。ネットの画像ではよく分からなかったのですが、ほぼスリックタイヤで溝がありません。側面にヤスリ状の滑り止めがあります。滑って転ばないだろうか……。いくつかカラーバリエーションがあったので、何となくブルーにしてみました。

ちなみに自転車のタイヤは基本的に1本ずつ売っています。最初2本セットだと思い込んでいました。自転車だから。ホントに2本セットで売っている場合はどこかに明記されています。

タイヤ交換はそれほど苦労せずできました。元のタイヤの方が入れやすいものの、こちらも素手で入りました。チューブは元のままでOKでした。元のタイヤより指定空気圧が高圧です。ロード向けですからね。100PSI(7気圧程度)ほど入れました。ここまで来ると結構力が要ります。

で、いざ実走。ん〜、あんまり変わらないかな? ちょっとギアが軽いから上げるか……ってあれ? 思ってたより1段重いギアやないの! アンタ! とおばちゃんっぽくなりましたが、同じギアでも軽く漕げるようになりました。タイヤによって変わるんだな〜。

劇的に、とは言いませんが出せるスピードは確実に上がりました。あと高圧のため乗り心地は硬くなりました。特に荒れたアスファルトを走ると手が痛くなります……。もうちょっと空気圧を下げるかな? またスリックだからと言って滑りやすい感じはありません。嬉しいことに帰宅して部屋に上げる前にタイヤを拭くのが劇的に楽になりました。溝に小石がつまることもないし。

乗り心地との兼ね合いはありますが、スピードアップを目指すならタイヤ交換は効果的です。

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